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加齢黄斑変性について

黄斑とは?

黄斑は、物の色・大きさ・形などを識別する眼にとって非常に重要な部分です。黄斑に異常が発生すると視力低下が起こります。

加齢黄斑変性の原因

加齢黄斑変性とは、黄斑の加齢に伴う変化によって起こり、視野の中心部が最も影響を受けます。加齢黄斑変性は網膜に栄養を送っている脈絡膜(みゃくらくまく)から発生する新生血管が原因で起こります。進行とともに変視症・視力低下等の症状が出現します。

なお、習慣的な喫煙は、加齢黄斑変性のリスクを3倍にし、5年間喫煙者と同居(受動喫煙)するとリスクが2倍になることが海外の研究で明らかになっています。

眼底写真

眼底写真 治療前の画像

治療前

眼底出血と滲出物がみられます。

眼底写真 治療後の画像

治療後

抗VEGF療法を行い、眼底出血が消失しています。

OCT(光干渉断層計)による網膜の立体解析

網膜の立体解析 正常な画像

正 常

正常な方の眼のOCT写真です。中央の少しへこんでいる部分が黄斑部の中心窩です。

網膜の立体解析 加齢黄斑変性の画像

加齢黄斑変性

黄斑は本来なら少しへこんでいるのですが、加齢黄斑変性では逆に盛り上がっています。

自覚症状の自己チェック

下のようなアムスラーチャートと呼ばれる表を用いてチェックします。老眼鏡をお持ちであれば、かけたままで下の表の中央の白い点を片眼で見つめて下さい。中心が歪んで見えたり、部分的に欠けて見える場合は眼科受診をお勧めします。

約30cm離れて、メガネをかけたまま片眼ずつマス目の中心点を見てください。

①線がぼやけて薄暗く見えませんか?

②中心がゆがんで見えませんか?

③部分的に欠けて見えませんか?

自覚症状の自己チェック表

治 療

硝子体内注射(抗VEGF療法)

現在、主に行われる治療は抗VEGF剤の硝子体内注射です。薬剤を眼内に注射することにより新生血管の増殖や成長を抑制する治療法です。

加齢黄斑変性は新生血管からの出血や水のもれが原因で網膜が痛み、視力低下が進行する病気ですので、新生血管の増殖や成長を抑えることができればさらなる視力低下を防ぐことができます。

気になる症状があれば、お気軽にご相談下さい。

最近何となく見づらい、まぶしい感じがする、最近眼鏡が合わない・・・等、気になる症状があれば、お気軽にご相談下さい。

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